こんな悩みはありませんか?
企業の利益は、売上高から経費を差し引いた差額です。
利益を増やすための方法は、
①売上を増やす
②経費を減らす
の2つしかありません。
では、売上増加、経費削減のために、何に取り組む必要があるのでしょうか?
その管理指標が、KPI(Key Performance Indicator)です。
KPIの意味は、「重要業績指標」で、企業の業績を改善するために、
最も鍵(キー)を握る指標のことを言います。
分かりやすく、飲食店の業績改善例をご紹介します。
今般の新型コロナウイルスの影響は想定外ですので、ここでは平常時を前提としています。
また、あまり耳慣れない内容だと思いますので、比較的詳しくご紹介します。
決算書の数字を見ると、経費は最低限まで削っているので、
売上を増加させることが最優先だと分かりました。
ここで、「よし、みんなで一致団結して、売上を上げよう!」で終わってしまうと、
おそらく結果は変わりません。意識が変わることは、もちろん大事ですが・・・
黒字にするために、一体、いくらの売上が必要なのか?
これは、損益分岐点売上高と言われ、一般的な財務指標です。
財務体質を改善するために、非常に重要です。
しかし、更に重要な点は、この損益分岐点売上高を達成するために、
何をするか、どの数字を管理するか、が最も重要で、これがKPIです。
売上が足らないのであれば、その構成比率を分析します。
売上は、
「客単価×客数×回転率×リピート率」
で決定しますので、どこに問題があるのかを考えます。
客単価を上げる必要があるのであれば、積極的に追加注文をとる。
客数を増やす必要があれば、店前や駅前で客引きをする。
これが重要です。KPIは、これらを管理する数字です。
客単価を上げるために「何個の追加注文をとる」「いくら以上の追加注文を1個はとる」、
客数を上げるために「ビラを何枚まく」「何人以上のグループに何件声をかける」など、
具体的な必達目標まで落とし込みます。
一概には言えませんが、数字には必ず、傾向や確率が存在しています。
であれば、逆算した上で、最低限の具体的な目標を立て、それをコツコツ達成していくしかありません。
ここに気付けていない税理士と企業が、業績をなかなか上げられずに苦しんでいます。
KPIの良いところは、複数の指標を複雑に管理するのではなく、
シンプルに一つだけの指標を決めて管理できる点です。
予めお伝えしておきますが、当事務所は、コンサルタント会社ではありませんので、
具体的な改善手法はご提案できません。
しかし、改善が必要な課題を、数字の面からご提案することは可能です。
また、事業形態に応じて、専門のコンサルタントを紹介することも可能です。
ぜひ、お問合せください!